今秋11月22日から25日にかけて、第54回日本臨床検査医学会学術集会（高橋伯夫総会長）と第47回日本臨床化学会年次学術集会（熊谷俊一総会長）の連合大会が、大阪国際会議場で開催されますが、それに合わせて、11月24日、25日に、第50回日本臨床検査医学会近畿支部総会と第47回近畿医学検査学会（森嶋祥之学会長）と第27回日本衛生検査所協会近畿支部学術研究発表会（佐守友博代表）を同時開催します。

　近畿支部では、これら3学会の同時開催を2年前から行い、さらに今学会からは、日本臨床検査医学会近畿支部総会と近畿医学検査学会のプログラムを合体し、演題発表を同じ会場で行うことにしました。もちろん抄録集も一冊にまとめました。そうすることにより、病院、衛生検査所、臨床検査関連企業などで働いている臨床検査に関わる人たちが全員一同に会して、同じ臨床検査に関する演題を異なる立場・視点から議論することができます。また、同じ臨床検査の学会であるにもかかわらず、今まで別々に開催されていた学会を１つにまとめたのですから、大切な時間もお金も労力も大幅に節減できます。現在、医療環境がますます厳しくなっていく中で、いかに効率的で質の高い医療を提供できるかが、私たちに問われていますが、医療の質を高めるために必要な学会を、このように効率よく有効な形で開催することは、まさに時代の要請に適うものであります。従って、まさに今後の学会のあるべき姿を具現したものではないかと思います。

　それでは、今後の日本臨床検査医学会と医学検査学会の両学会及び検査センターの協働と発展を期待して、全国の連合大会と同様に、近畿支部の連合大会にも奮ってご参加いただけますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

平成19年11月25日　9：00〜11：30　第1会場