トリグリセドに関する一次研究推進

 血清コレステロールについては日本動脈硬化学会の治療基準があるが、 血清トリグリセリドについては1988?年の診断指針150mg/dlがあるのみである。  また血清コレステロールとトリグリセリドとの両者の上昇が最も動脈硬化に 悪いと言われているが、定かでない。 また、フラミンガム研究というコンホート?研究があるが、これを検証してい る研究がない。 そこで、動脈硬化の観点から高いトリグリセリド血症が動脈硬化惹起性か否か を研究として行うべきであることを提案したい。 また、健診でトリグリセリドの異常を指摘され、医療機関を受診したものに対 してこれをどのように扱うかもを示す必要がある。 これにより、臨床医、一般住民に検査の意義ならびに学会の意義を協調できる。 今後、健診に組み込まれている項目を一次研究として行うことが一般人に対し てアピールしえるという意味でも大切と考える。                                    以上